■ はじめに:流行のサイクルに疲れたあなたへ

SNSで毎週のように変わる「今っぽさ」。GUやZARAで手軽に“流行”を追える時代だからこそ、ふと、こう思うことはありませんか?
「結局これって“自分の服”じゃないよな…」
僕自身、高校時代は毎月のように雑誌で見た服を買い、ZOZOTOWNのタイムセールに踊らされていました。けれどクローゼットはどんどん狭くなるのに、「これぞ俺のスタイル」と言える服は一着もなかったんです。
そんなとき、出会ったのが“アメカジ”でした。
■ 「育てる服」との出会い:リーバイス501が教えてくれたこと

初めてリーバイス501のリジッドデニムを手に取ったとき、「これ、どうやって穿くのが正解なんだ?」と戸惑いました。パリッと硬くて無骨。お世辞にも今風とは言えない。でも、それがいい。
リジッドデニムは洗いをかけるたび、自分だけの色落ちが出る。擦れやヒゲ、ハチノス…まるで、自分の生き方が刻まれていくかのような感覚。
それはまさに「育てる服」だったんです。
2年穿き込んだ僕の501は、もう新品では手に入らない“味”が出ています。膝裏のシワにも、友達とバイクで旅した思い出が宿っている。大量生産・大量消費の真逆をいく服が、こんなにも心を満たしてくれるなんて思いませんでした。
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■ アメカジがくれる“芯”のあるスタイル

アメカジ(アメリカンカジュアル)は、流行を追いかけるものではなく、“文化”を着るスタイルです。例えば:
- リーバイスのジーンズ
- REDWINGのブーツ
- Championのスウェット
- Schottのライダース
どれも数十年単位で愛され続けている定番。時代が変わっても、芯のある男たちに選ばれ続けているのには理由があります。
それは「自分のスタイルを持っている」から。
アメカジは“流行”に流される服じゃなく、“生き方”を支える服。だからこそ、時間をかけて選び、育て、身体になじませていく価値があるんです。
■ 「流行に左右されない男」はこう作られる

僕が考える“流行に流されない男”とは、何も「頑固者」って意味じゃありません。
むしろ、自分の美意識を知り、それを日々アップデートしながらも、軸をブラさない強さを持っている人のこと。
そんな男に必要なのは、“一軍”として何年も付き合える服なんです。
そして、その答えがアメカジにはあります。
▼ 育てる服の選び方のポイント
- 経年変化が楽しめる素材を選ぶ(デニム、レザー、ウール)
- 一流ブランドの定番モデルを選ぶ(流行に左右されにくい)
- 最初は少数精鋭でOK。むしろそのほうが育てやすい
■ まとめ:一着の服が、自分を変える
服を“使い捨て”ではなく“育てる”ようになってから、買い物の回数は激減しました。でも、鏡に映る自分が、どんどん好きになっていったんです。
ファッションは、自己表現。だけど、本当に大事なのは「自分との対話」なんじゃないかと、僕は思います。
だからこそ、あえて言いたい。
流行に左右されるな。服と、自分を育てよう。
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