「アメカジって、なんかダサく見えない?」
そんな声をたまに耳にします。でも本当にそうでしょうか?
アメカジ(アメリカンカジュアル)は、ただの“古着スタイル”ではありません。デニムやワークジャケット、チェックシャツといった定番アイテムに、どれだけ自分らしさを落とし込めるか。その奥深さこそが、長年愛され続ける理由です。
そして今、そんなアメカジに新しい風を吹き込んでいるのが「ニューバランスのスニーカー」。無骨なアイテムに都会的な抜け感を加え、野暮ったくなりがちなコーデをグッと垢抜けさせてくれます。
この記事では、アメカジ初心者から上級者を目指すあなたに向けて、
- アメカジの歴史と基本アイテム
- ニューバランスの選び方とおすすめモデル
- 季節別&シチュエーション別のコーデ術
- 足元から仕上げる上級者スタイルの秘訣
など、実践的な情報をたっぷりお届けします。
「アメカジを次のレベルに引き上げたい」そんなあなたにこそ、読んでほしい内容です。
1: アメカジスタイルの魅力とは?

アメカジ(アメリカンカジュアル)は、流行に左右されず、自分らしさを表現できる数少ないスタイルのひとつです。ヴィンテージの風合いやラフな着こなしが魅力で、年齢を重ねても似合う“育つファッション”としても注目されています。
この章では、アメカジの魅力を理解するうえで欠かせない歴史や基本アイテム、色使いのポイントについて解説していきます。
1-1: 日本におけるアメカジの歴史
アメカジは、日本独自の進化を遂げてきたファッションです。1960年代のアメリカ文化ブームから始まり、90年代の裏原系や古着ブームを経て、現在の洗練されたスタイルに至ります。
日本におけるアメカジの歴史をざっくり振り返ると:
- 1960〜70年代:アイビールックの流行
→ 渋カジやプレッピーといった、大学生風スタイルが人気に。 - 1980〜90年代:古着とバイクカルチャーの融合
→ 赤耳デニム、ライダース、ミリタリージャケットなどがブームに。 - 2000年代以降:ユーズド感と清潔感の両立へ
→ ワークウェアに都会的なセンスが加わり、現代的なアメカジが確立。
アメリカの文化を日本流に解釈しながら、“自分らしさ”として落とし込んできたのが日本のアメカジ。歴史を知ることで、ただ服を着るだけではなく、背景ごと楽しめるのが最大の魅力です。
1-2: アメカジの基本アイテム一覧
アメカジにおいて外せないのが、普遍的な魅力を持った「定番アイテム」です。これらは決して派手ではありませんが、組み合わせ次第で何通りもの表情を作ることができます。
アメカジの基本アイテム例:
- デニム(特にリーバイス501)
→ 王道中の王道。太すぎず細すぎないストレートシルエットが◎ - ネルシャツ・チェックシャツ
→ カラバリ豊富で季節感も出しやすい。羽織りにも使える万能選手。 - 無地の厚手Tシャツ
→ ヘインズやユナイテッドアスレなど、重ね着のベースとして活躍。 - チノパン・カーゴパンツ
→ ミリタリーやワークの雰囲気を強調。足元と好相性。 - スウェットやパーカー(グレー・ネイビー推奨)
→ ラフさと清潔感を両立する中間着。 - ワークジャケット・デニムジャケット(Gジャン)
→ 無骨な雰囲気をプラス。羽織るだけでアメカジ感がグッと増す。
これらのアイテムを揃えておけば、季節問わず安定したコーディネートが可能です。ニューバランスなどのスニーカーを合わせる際も、基本を押さえているかどうかで仕上がりに大きな差が出ます。
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1-3: アメカジにおける色の重要性
アメカジスタイルを“おしゃれ”に見せるか、“ダサく”見せるかは、色の選び方にかかっています。無骨な印象を保ちつつ、くどくならない配色を心がけることがポイントです。
アメカジで意識したい色使いのポイント:
- 基本は「アースカラー」+「無彩色」
→ ベージュ・ネイビー・カーキ・グレー・生成りなどが軸になる。 - 差し色は1点までに抑える
→ 赤・黄色・ブルーなどは、小物やシャツで軽く入れるのがコツ。 - 全体のトーンを3色以内にまとめる
→ 色数が多いと“アメカジの統一感”が失われる。 - 色落ちの風合いを生かす
→ デニムやシャツの経年変化による色のグラデーションを楽しむ。
配色を意識するだけで、同じアイテムでも見え方がガラリと変わります。ニューバランスのカラー選びも、この色設計にうまく溶け込ませることで、より完成度の高いコーディネートが実現します。
2: ニューバランスの選び方

アメカジスタイルにおいて、足元の存在感はとても大きな意味を持ちます。その中でニューバランスは、無骨なアイテムに“抜け感”と“現代っぽさ”を与えてくれる万能スニーカー。だが一方で、モデルや型番が多すぎて「どれを選べばいいかわからない」という人も多いはず。この章では、代表的なモデルの特徴や違い、アメカジに似合うカラーの選び方まで詳しく解説します。
2-1: 人気モデル996の特長と魅力
ニューバランスの中でも圧倒的な人気を誇るのが「996」。程よいボリューム感とクラシックなデザインが魅力で、どんなスタイルにもなじみやすいのが特徴です。
996の魅力ポイントは以下の通り:
- スリムなシルエットで野暮ったくならない
→ アメカジ特有の“ゆるいパンツ”と好バランス。 - 軽量で履きやすく、疲れにくい
→ デイリー使いにぴったり。長時間歩いても安心。 - 価格帯も比較的手ごろ(1万5千〜2万円前後)
→ 初めてのニューバランスとしても入りやすいモデル。 - グレー・ネイビーなどアメカジに合う色が多い
→ 服の色に自然に溶け込む配色が豊富。
「どれを買えば間違いない?」と聞かれたら、まずこの996をおすすめします。どんなパンツとも相性がよく、アメカジ初心者にも安心して履きこなせる1足です。
2-2: 990と992の違いと選び方
同じく人気の高い「990」と「992」。どちらも高価格帯で玄人向けの印象がありますが、アメカジ好きにはたまらない“重厚感”と“存在感”を持っています。違いを知ることで、自分に合う1足が見えてきます。
990 vs 992の比較ポイント:
特徴 | 990 | 992 |
---|---|---|
シルエット | ややスリム | 幅広でゴツめ |
デザイン | クラシックで上品 | レトロで存在感あり |
クッション性 | 高い(v5以降が特に◎) | 極上。まさに雲の上の履き心地 |
価格帯 | 約4万円前後 | 約4万円前後 |
コーデ相性 | 上品なアメカジやキレイめ | ワイドパンツや古着系に抜群 |
- 細身パンツ派→990がおすすめ
- 太めパンツ派→992でアクセントをつける
「落ち着いた大人のアメカジ」を目指すなら990、「主役級のスニーカーコーデ」を楽しみたいなら992というのが選び方の目安です。
2-3: アメカジコーデにぴったりのカラーとタイプ
どんなにかっこいいスニーカーでも、色選びを間違えると浮いて見えてしまいます。アメカジスタイルに自然に溶け込むには、配色のバランスがカギです。
アメカジに合うニューバランスのカラーはこれ!:
- グレー系(M990GY、M996GRなど)
→ 無彩色なのでどんなアイテムにもなじみやすい。 - ネイビー系(M996NVなど)
→ チノパンやデニムと相性抜群。男らしさと清潔感のバランス◎。 - ベージュ・オフホワイト系
→ ワントーンコーデやミリタリースタイルと好相性。 - 黒は避ける?
→ ブラックは全体を引き締めるが、重たく見えることも。合わせ方に注意。
タイプ選びのポイント:
- クラシックモデル(996, 574)→ 取り入れやすい初心者向け
- ハイエンドモデル(990, 992)→ 個性と重厚感を求める中級者以上向け
足元は“コーデ全体の印象を決める最後のピース”。服の色や素材と調和させつつ、自分らしさも出せるカラーを選ぶと、コーデがワンランク上がります。
3: アメカジコーデの基本テクニック

アメカジは「定番アイテムをどう着るか」がカギです。古着や王道アイテムを着ればいいというものではなく、サイズ感・色合わせ・素材選びなど、細かな要素の積み重ねで“野暮ったさ”と“こなれ感”の差が出ます。この章では、アメカジ初心者が押さえておくべき基本のテクニックを解説します。
3-1: おすすめのアメカジアイテム
まずは、アメカジの土台となる「鉄板アイテム」を揃えることが大切です。トレンドに流されない定番品だからこそ、長く愛用でき、経年変化も楽しめます。
アメカジ初心者におすすめの基本アイテム:
- リジッドジーンズ(例:Levi’s 501)
→ 色落ちを楽しめる育てるジーンズ。太すぎず細すぎずが◎ - チェックシャツ(ネルシャツ)
→ 暖かさとヴィンテージ感を両立。インナーでも羽織りでも使える万能選手。 - 無地のヘビーウェイトTシャツ
→ 1枚でもサマになる。首元が詰まったタイプを選ぶと清潔感アップ。 - スウェット・パーカー(グレーorネイビー)
→ ラフさと上品さのバランスが取りやすい。下にシャツを重ねても◎ - Gジャン・カバーオール
→ ジャケット感覚で羽織れる。インナー次第で季節問わず活躍。 - チノパン・カーゴパンツ
→ ワーク感を演出できるボトムス。ニューバランスとの相性も抜群。
こうした“骨組みアイテム”があれば、あとは季節やシーンに合わせて組み替えるだけ。まずは定番から固めておくことが、上級アメカジへの第一歩です。
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3-2: ニューバランスと相性の良い服の素材
スニーカーと洋服の“素材感”が合っていないと、どこかちぐはぐな印象になります。特にアメカジは素材の主張が強い分、合わせる素材選びがコーデの完成度を左右します。
ニューバランスと相性のいい素材はコレ!:
- デニム(特にセルビッジ)
→ NBのクラシックな雰囲気と相性抜群。足元が浮かず、自然に馴染む。 - ヘビーウェイトコットン(Tシャツ・スウェット)
→ 素材感に厚みがあると、NBのボリュームと調和する。 - コーデュロイ
→ 秋冬におすすめ。NBの丸みとやわらかい素材感が好バランス。 - ナイロンやテック素材は避ける
→ NBのクラシックモデルには合わないことが多く、浮いて見えやすい。
素材の合わせ方で、“頑張ってる感”を消し、自然体でおしゃれに見せることができます。ニューバランスを履くときは、全体の素材感にもぜひ意識を向けてみてください。
3-3: シーズン別アメカジコーディネート
アメカジは年間通して楽しめるスタイルですが、季節ごとの“素材”と“重ね着の工夫”で印象が大きく変わります。ニューバランスを軸に、季節ごとのおすすめスタイリングを紹介します。
春
- 軽めのシャツ × チノパン × 996(グレー)
- インナーに白T、羽織にGジャンで王道スタイル
夏
- ヘビーTシャツ1枚 × セルビッジジーンズ × 990v5(ネイビー)
- シンプルながら、色と素材で深みを演出
秋
- チェックシャツ × 太めのカーゴパンツ × 992(ベージュ)
- アースカラーでまとめて、秋らしいトーンに
冬
- インナーダウン × スウェット × カバーオール × 990(グレー)
- 重ね着で遊びつつ、足元はニューバランスで軽さを加える
季節に合わせて素材と色味を調整することで、同じアイテムでも新鮮な印象になります。ニューバランスはどの季節でも使える万能選手なので、季節ごとのバリエーションを楽しむことができます。
4: ニューバランススニーカーのスタイリング

アメカジにニューバランスを取り入れると、一気に“今っぽさ”と“こなれ感”が増します。とはいえ、単に履くだけでは物足りない。全体のバランスやカラー、パンツのシルエットまで意識して合わせることで、スニーカーの魅力を最大限に活かせます。この章では、アメカジ×ニューバランスのスタイリング術を3つの切り口で解説します。
4-1: 特におすすめのコーディネート例
まずは、誰でも真似しやすく、かつオシャレ見えする「アメカジ×NB」のコーディネート例を紹介します。以下のように、ベーシックな組み合わせでも、サイズ感と色合わせ次第で洗練された印象に仕上がります。
おすすめスタイリング3選:
① 王道ストリートカジュアル
- 白のヘビーTシャツ
- リーバイス501(ややルーズに)
- ニューバランス996(グレー)
→ 色落ちジーンズにグレーのNBで“無骨×都会”のバランスが絶妙。
② 秋のこなれチェックコーデ
- ネルシャツ(赤・ネイビー系)
- カーゴパンツ(オリーブ)
- ニューバランス992(ネイビー)
→ トーンを揃えつつ、足元のスニーカーで抜け感を演出。
③ 冬の重ね着アメカジ
- スウェット+デニムシャツのレイヤード
- チノパン(ベージュ)
- ニューバランス990v5(ブラック or チャコール)
→ 重たくなりがちな冬コーデにNBの軽快さが効く。
どれも「やりすぎないけどセンスを感じる」コーデです。サイズや丈感に気を配るだけで、同じ服でも見違えるように垢抜けます。
4-2: アメカジスタイルに合うスニーカーの選び方
スニーカーは履くだけでなく、「どう合わせるか」が重要です。アメカジのように“重心が下がりがち”なスタイルでは、スニーカーのボリュームや配色が全体の印象を大きく左右します。
選ぶ際に意識したいポイント:
- ソールの厚み=重心バランスを整える鍵
→ 細身パンツには薄めの996、ワイドパンツには厚めの992が◎ - スニーカーの色は“服と3トーン以内”でまとめる
→ 足元だけ浮いてしまうのを防げる - ベーシックな色(グレー・ネイビー・ベージュ)から始める
→ 奇抜な色はコーデの難易度が一気に上がる - 素材も意外と大事(スエード・メッシュなど)
→ アメカジ素材と喧嘩しない、落ち着いたマット系素材がおすすめ
選ぶスニーカーによって、全体がラフにも上品にも仕上がるので、“アメカジに合うNB”の感覚を持っておくことがスタイルを格上げする近道です。
4-3: パートナーとのシェアコーデ術
最近では「パートナーとお揃いコーデ」や「リンクコーデ」も注目されています。ニューバランスはユニセックスで展開しているモデルが多いため、男女問わず取り入れやすいのが魅力です。
シェアコーデを楽しむコツ:
- 同じモデルでカラーを変える
→ 例:彼はM996(ネイビー)、彼女はM996(グレー) - 服の系統は揃えつつ“シルエット”で差をつける
→ 彼は太めチノ、彼女はすっきりデニムスカートなど - 小物で統一感を出す(キャップ・トートバッグなど)
→ 足元が同じだと、さりげないリンク感が際立つ - 無理に全身お揃いにしない
→ 一部だけ共通にすることで“大人のリンクコーデ”に
“頑張ってる感”が出ないように、さりげなく取り入れるのがコツ。ニューバランスはサイズ展開も豊富なので、普段のアメカジスタイルに自然と取り入れやすいアイテムです。
5: アメカジにおける足元の重要性

アメカジコーデで意外と見落とされがちなのが「靴の存在感」です。トップスやデニムに気を取られがちですが、足元こそスタイル全体の完成度を決定づける重要なパート。特にアメカジは“無骨さ”と“ラフさ”のバランスが命なので、靴選びを間違えると一気に野暮ったくなります。この章では、ニューバランスの持つ足元力と、選ぶべき靴の種類について掘り下げていきます。
5-1: ニューバランスの特徴的なデザイン
ニューバランスがアメカジにハマる理由は、その「絶妙なデザインバランス」にあります。スニーカーでありながら、クラシックかつどこか“知的”な雰囲気を持っており、ワークやミリタリーに寄りすぎたコーデに軽さと品をプラスしてくれます。
ニューバランスのデザイン的特徴:
- 丸みのあるフォルムで親しみやすい印象
→ ゴツさの中に優しさがある。男くさくなりすぎない。 - 「Nロゴ」の存在感がちょうどいい
→ ブランド主張はあるが、嫌味にならないデザイン。 - レトロと現代の中間的なルックス
→ ヴィンテージにもモダンにも合う、汎用性の高さ。 - 素材切り替え(スエード×メッシュ)による表情の豊かさ
→ 革靴にはないニュアンスがコーデを引き立てる。
こうした特徴が、アメカジの「土臭さ」に抜け感を与えてくれるため、ニューバランスは単なる靴以上の“調和役”として機能します。
5-2: 選ぶべき靴の種類とその利点
アメカジに合う靴は何もニューバランスだけではありません。しかしその中でも「抜け感」と「快適さ」を兼ね備えているという点で、NBは群を抜いて実用的です。
アメカジにおすすめの靴とその特徴:
- ニューバランス(996・990・992など)
→ クラシックな印象と履きやすさを両立。軽快な足元演出に最適。 - レッドウィングなどのワークブーツ
→ 無骨さと耐久性を求めるなら◎。重厚な男らしさが欲しい人向け。 - コンバース(ジャックパーセルやCT70)
→ カジュアルな抜け感を演出したいときにおすすめ。 - バンズ・オーセンティックやスリッポン
→ スケートカルチャー寄りの軽めアメカジにフィット。 - サンダル(スエード系ビルケンシュトックなど)
→ 夏場のアメカジにはリラックス感を添える。
これらの中でも「日常使いしやすく、かつ外さない」という点で、ニューバランスはアメカジ初心者にも安心しておすすめできる存在です。
5-3: カジュアルスタイルを引き立てる靴選び
アメカジスタイルを野暮ったく見せないためには、“服のゆるさ”を“足元で締める”ことが大切です。逆に、キメすぎていると感じたら足元で“力を抜く”ことでバランスが整います。
足元でコーデの印象を調整するコツ:
- 服がシンプルな日は足元でアクセントをつける
→ グレーやネイビーのNBで全体を引き締める - 服が重たい素材なら足元を軽めにする
→ 例:上がウールやデニムなら、NBのメッシュ素材で抜け感を出す - 上下がワーク系なら足元で柔らかさを加える
→ 例:カバーオール×チノに、丸みのあるNBを合わせて親しみやすさを - ブーツとスニーカーをシーズンで使い分ける
→ 秋冬は重厚感のあるブーツ、春夏は軽快なNBという使い分けが◎
足元の選択で「こなれ感」「抜け感」「重厚感」を自在にコントロールできるようになると、アメカジの幅はぐっと広がります。
6: 最近のアメカジトレンド

アメカジは「変わらないもの」のイメージがありますが、実は常に“再解釈”されながら進化しています。特に近年は、90年代のリバイバルや、ストリート×アメカジの融合、機能素材のミックスなどが注目されています。この章では、今注目すべきアメカジの最新トレンドを紹介します。
6-1: 90年代のスタイル復活
ここ数年、アメカジ界で大きなキーワードとなっているのが「90sリバイバル」です。ゆったりとしたシルエット、色褪せた風合い、スポーツブランドとの組み合わせが再び脚光を浴びています。
復活している90年代アメカジの特徴:
- バギーデニムやワイドパンツの再評価
→ スキニーからの反動で、太めのシルエットが主流に。 - ビッグサイズのロゴスウェット・パーカー
→ ラルフローレンやチャンピオンのリバースウィーブが人気。 - スポーツMIX(NIKE、NB、Reebokなど)
→ 足元にスニーカーを取り入れて、抜け感を出す。 - 古着特有の“色褪せ感”がむしろ魅力
→ ヴィンテージ風加工やフェードカラーが注目されている。
当時の空気感を取り入れながら、現代のシルエットで再構築するのが今風。ニューバランスのレトロ感も、こうした流れと非常に相性が良いのです。
6-2: 新しいブランドやコレクションの紹介
アメカジはリーバイスやラングラーだけじゃない。今の時代、国内外から新たな視点でアメカジを提案するブランドが次々と登場しています。これらをうまく取り入れることで、差がつくコーデが完成します。
注目の新鋭ブランド・再評価ブランド:
- orSlow(オアスロウ)
→ 日本発。ゆるめで上品なシルエットのワーク系が人気。 - A VONTADE(ア ボンタージ)
→ クラシックなミリタリーを現代風に。素材感が絶妙。 - NEEDLESやENGINEERED GARMENTS
→ アメカジ×モードの代表格。個性派だけど、なぜか馴染む。 - UNIQLO U・GUアーカイブスなどの手軽な再解釈
→ 高見え&手軽さを両立。日常アメカジにも◎ - RRL(ダブルアールエル)
→ ラルフローレンのハイエンドライン。本格派ヴィンテージ感が魅力。
これらのブランドは、ベースはクラシックでもディテールや素材、シルエットに“今っぽさ”を取り入れており、ニューバランスとの親和性も高いです。
6-3: 参考にしたいインフルエンサーのコーデ
InstagramやYouTubeでも、アメカジの進化を感じさせてくれるインフルエンサーが多数活躍しています。彼らの着こなしからは、アイテム選びだけでなく配色やシルエットの勉強にもなります。
参考になるインフルエンサー
- YouTube「アメカジ」系チャンネル
→ ブランド紹介や着こなしテクまで網羅。実用的。 - 国内ブランドスタッフの私服スナップ
→ orSlow、BEAMS、UNITED ARROWSなどのスタッフコーデはリアルで参考にしやすい。
自分の体型や雰囲気に近い人を見つけると、真似しやすく、失敗も減ります。特にニューバランスを軸にしたコーデは多く、リアルな着こなし例が豊富です。
7: アメカジを次のレベルへ!

ここまでアメカジの魅力や定番アイテム、ニューバランスとの合わせ方を解説してきましたが、最後の仕上げは“自分らしさ”です。服は着る人の個性を映す鏡。スタイルを「自分の言葉」で語れるようになったとき、アメカジはただのファッションから“生き方”になります。この章では、より深くアメカジを楽しむための実践ヒントを紹介します。
7-1: ニューバランスを活用した上級者コーデ
上級者になると、ただの「合わせる」から「魅せる」に変わります。ニューバランスは、アメカジに“都会感”を与えてくれる貴重なアイテム。だからこそ、足元を軸に全体を組み立てる発想が大切です。
上級者が実践しているNB活用テクニック:
- コーデ全体の“トーンバランス”を調整
→ 例:上が濃い色なら、NBは明るめグレーで軽さを出す - 足元から逆算して服を選ぶ
→ 今日はM992(ベージュ)だから、カーキ×生成りのワントーンで組む など - “素材と年代”の掛け合わせで深みを出す
→ ヴィンテージスウェット×現代NB、軍パン×ハイテクスニーカー - あえて「スニーカー主役」の日を作る
→ 色やボリュームのあるNBを軸に他をシンプルに
足元を主役にすることで、“こなれ感”と“抜け感”を両立できます。ニューバランスは「静かに語る個性」を持っているからこそ、アメカジにおいて主役にもなれるのです。
7-2: ショップでの成功する注文方法
アメカジやニューバランスをショップで購入する際、「どこを見れば良いか分からない」という人も多いでしょう。実は、ちょっとした質問や選び方のポイントを押さえるだけで、買い物の満足度がグッと上がります。
ショップでの上手な買い方&質問例:
- 「このNB、何と合わせるのが今っぽいですか?」と聞いてみる
→ スタッフのリアルな着こなし例が聞ける - 試着は“普段の服で行く”のが鉄則
→ 自分のスタイルに合うかすぐ確認できる - ネット購入時は返品・交換ポリシーを確認
→ サイズ感が重要なNBでは特に大事 - ショップのSNSで“スタッフコーデ”をチェック
→ 購入前にリアルな着用感が分かる
ショップは“買う場所”というより、“学ぶ場所”として活用すると、センスも磨かれ、買い物の失敗も激減します。
7-3: アメカジファッションのための必須知恵袋
最後に、アメカジを長く楽しむための“ちょっとしたコツ”を紹介します。知っておくだけで服選びやコーデがラクになり、より深くスタイルを楽しめます。
アメカジを楽しみ尽くすための知恵袋:
- サイズ選びは“ジャストより少しゆるく”が基本
→ 着崩してこそアメカジの味が出る - 服の“育て方”もスタイルの一部と考える
→ デニムやスウェットは洗い方・干し方で表情が変わる - 「古い=ダサい」ではなく、「古いをどう着るか」
→ 色褪せやダメージを生かす視点を持つ - 自分の“好きな1着”を基準にコーデを組む
→ 主軸が決まれば全体に統一感が出る - 他人と比べすぎず、自分のテンションで選ぶ
→ アメカジは“自分に似合う”が一番カッコいい
“自分に似合うアメカジ”を探すことは、自分らしさを磨く旅でもあります。ニューバランスとともに、そんな旅をもっと自由に楽しんでください。
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